トリプルネガティブの抗がん剤治療が終わって、2か月後に最初の検診がありました。
術後に行う抗がん剤治療の場合、抗がん剤が効いているのか効いていないのかもわからないことがあり、唯一わかるのが血液検査です。
そしてこの血液検査も、トリプルネガティブで特殊型の私には反応しないこともあり、
結果がすべてではない、という説明を受けています。
今回は乳がん治療であるラストケモから初めての検診と、髪の毛の脱毛の様子についてお伝えしますね!
乳がん同時再建の際につけていた医療テープを外す
私の場合、自家組織による同時再建を受けています。
正しくは「腹直筋皮弁法」というのですけれど、
自分のお腹の筋肉と血管と脂肪を左胸によっこらせ、と皮膚の下を通って持ってきているので、
お腹は半分近く横に切る必要があり、傷も長ーくついているんですね。
(もちろんおへそも新たに作られています。)
その傷の治りを良くするために、肌色の医療用テープを胸とお腹の傷に付けているんですが、
これは、はがれるまでつけていて、はがれたら新しく貼る、というやり方だったので、(もちろんつけたままお風呂に入れます)
肌がちょっとかぶれ気味だったんですね。
私の場合、手術は秋だったので、まだ寒い時期だったからあせもはできませんでしたが、夏だったらきっと大量にできていたと思います。
この医療用テープが見事に術後5か月で取ることができました!
形成外科の先生に傷跡を見てもらい、化膿している様子もなかったので取ることができたんです。
この瞬間が妙にうれしかったですね。
少しずつ体は治ってきているんだ、と実感できたんです。
ですが、同時に胸の傷やお腹の傷をよく見るようになって、改めてすごい手術をしたんだな、と思いました。
形成外科の先生には
もう普通の生活をしていいですよ
…と言われました。この言葉がきっかけで(?)
2か月後に再び入院、という事態を招くのですが…。
トリネガ抗がん剤を終えて2か月、体の変化はどうなった?
抗がん剤を終えてもすぐに体調は戻ることはありません。
抗がん剤を終えて2か月の様子
* 腕の毛なども生えていない
* 生理は止まったまま
* 爪の色は戻ってきた
* 体重は増加して、手術をしてから3kgも太った
TC療法、抗がん剤を打つと髪の毛はどう変化する?
抗がん剤治療が始まって,2~3週間後から脱毛が始まり,治療終了後,早い人で1カ月(平均3.4カ月)程度で髪が生え始めます。
個人差がありますが,その後,ショートの長さまで生え揃うには半年~1年ぐらいかかるため,初期治療でウィッグを使う期間は,1~2年程度の方が多いようです
1か月 | 長い髪の毛が10本ほど残っているがまだ抜けている |
2か月 | 頭全体が痛いような、かゆいようなムズムズとした感じ |
3か月 | 野球少年のように、きれいに丸坊主になりましたね、という感じ |
4か月 | 2cmくらいの長さになっていて、全体的に黒い |
5か月 | すごーい、短髪にしているおばちゃんだ!という感じ |
6か月 | 長くなってきたけれど、くるくるになってしまった |
私はこの理由を、脱毛によって毛穴と毛穴が支えあえなくなったから、と聞きました。
血液検査の結果は1週間後
超音波検査をしている時に、主治医の先生に
何か質問は?と言われたので、
左側が痛いんです
…と聞いてみました。
結構痛くて気になっていたんです。もしかして転移かな、って。
これは、無意識でかばっているせいだと思うよ。
変に力が入っているかもしれないね。
…と言われました。
確かに超音波検査では、左側のリンパのあたりは腫れているそうですが、特に転移の様子も見られなく、大丈夫そうです。
そして血液検査をして帰るように、と言われたんですが、
この血液検査、
何かあったら、1週間後に連絡しますね!
というものだったんです!
え~!合格を待つ受験生じゃん!心臓に悪いよ!と率直に思いました(笑)
待つこと1週間。電話はかかってきませんでした。
でもこのことがあったので、2回目以降は1週間後に自分から病院へ電話することにしましたよ!
なお、電話では、
ぴいまんさん。こんにちは。
検査の結果ですが、数値に異常はないですね。
腫瘍マーカーも正常値です。
ただ、中性脂肪値が高いですが…。まあいいでしょう。
元気にすごしてくださいね。
という感じです。
実際に血液検査の紙を渡されるのは、次の検診の時ですので、数値なのは全くわからないままです。
トリネガの治療が終わると、本当に普通な感じ
トリプルネガティブは、抗がん剤しか治療法がなくて、
しかも私の場合、特殊型。
振り返ってみると
超音波検査も毎回あるわけではないですし、血液検査も毎回行いません。
CT検査も5年間で2回のみです。
そして検診と検診の間は3か月。それが次第に4か月になり、そして5年で1年ずつになりました。
初めての検診は、本当にドキドキして、
待合室でもどうしよう、どうしよう、の繰り返しでした。
でも、主治医の先生の、なんとなく普通にしている様子を見て、乳がんに怯えていても転移するかもしれないと思うよりも、普通の毎日を丁寧に生きていくことが大切なのかも、と感じていました。
なので、形成外科の先生にも
「普通の生活をしていいよ!」と言われたので、
ふつーに生活をしていたら(?)2か月後、胸が痛くなり入院騒ぎに。
普通って本当に難しいですね…。