乳がんは幅広い年代の人がなることがあり、働き盛りの女性や育児の最中の女性もなります。
今回は手術前の検査費用はどのくらいだったのかという点と、高額療養費制度の申請について、体験とともにお伝えします。
なお、私が病院に最初にかかったのは2013年になります。そして医療費は3割負担です。手術の前に、化学療法(抗がん剤)などは使用してません。
この時と今とでは検査方法も、そして費用も若干の違いがあるかと思います。そして病院や症状によっても異なってきます。あくまで参考としてご覧ください。
市町村で受ける乳がん検診
市町村で受ける乳がん検診は受ける方が多いのではないでしょうか。
それぞれの市町村によって基準は異なるかもしれませんが、私の地区の場合は視触診と超音波検査は1200円、マンモグラフィは1600円となっています。マンモグラフィに関しては40歳の時に無料になるクーポンが送られてきます。
(私の場合は、40歳になる前でしたのでがんと判明してから無料クーポンが送られてきました…)
マンモグラフィは2年に1回、となっています。毎年受けられるわけではないので注意しましょう。
さらに、子宮頸がんの検査は比較的多くの産婦人科で行われていますが、乳がんの検査は限られていることがあります。事前にホームページや広報といったものをチェックしてみてくださいね。
最初の検査でかかったお金
市の検査で気になるところがあると、検査を受けた医院から紹介状をもらいさらに詳しい検査ができる病院に行きます。
私の場合家から近いがんの拠点病院を選びました。
ここで行われた検査は
・ 触診
・ 血液検査
・ 検尿
・ 身長体重
・ 血圧
・ 心電図
・ 肺活量
・ マンモグラフィ
・ 胸部レントゲン
・ 針生検
でした。
まず超音波検査や触診を行って何か引っかかる部分があると、次の検査を行います。その日に行うか違う日に行うかは、病院の設備があいているかどうか、あとは緊急性なども関係していると思います。
私の場合は、明らかにしこりが大きく素人の私でも超音波の画像を見て、あれ?と思ったので、その日にある程度の検査を行いましたね。
心電図や肺活量といったものは、もしかすると手術を想定していたのかもしれません。
検査費用✐
14360円となりました。
2回目・3回目の検査でかかったお金
1回目から1週間後、骨シンチグラフィと、CT検査を行いました。
骨シンチグラフィもCTも予約が必要な検査で、私の場合空きを見て、1週間後に行うことができました。
この時は、
検査費用✐
骨シンチグラフィが21720円
CT検査が7310円
…となります。骨シンチグラフィは特殊な薬を使用して骨の中に転移があるかどうかを見る検査なのでものすごく、高かったです…。
告知のみでもお金はかかる
当然のことですが、告知のみでもお金はかかります。
告知費用✐210円でした。
でも、この告知の時、検査結果などを詳しく教えてくださって、どんな手術にする予定なのかなどを話し合うことができたので正直、安いかな?と感じました。
形成外科ともう一度の細胞診
告知の次の日に同時再建をするために、形成外科に行き、その後わきの部分にしこりがあったため、もう一度細胞診を行いました。
2つの科をまたいでいますが、会計は一緒に行いました。
形成外科と、検査を含めて
3210円です。
手術前までのまとめ
まとめますと、
1回目検査 | 14,360 |
骨シンチグラフィ | 21,720 |
CT検査 | 7,310 |
告知 | 210 |
形成外科と細胞診 | 3,210 |
合計 | 46,810 |
合計46,810円かかっている計算になります。金額も金額になってきたこと、手術日が決定したこともあり、受付にて「高額療養費」の申請をしたらどうか、と言われました。
高額療養費制度とは
高額療養費制度について、それまで知識は全くありませんでした。
高額療養費制度
* 同じ月(1日から月末まで)であることが条件です。
* 最初から、外来診療にて高額になることがわかっている場合は「限度額適用認定証」を申請すると良い。
* 同月であれば、1回分だけでなく複数回の受診を合算することができる。
* 同じ医療保険に加入していれば、同じ世帯の人の分も合算できる。
* 差額ベッド代や食事代、先進医療に関しては対象とならない。
* 通院と入院は別計算になるので注意。