ズキズキ頭が痛むのは片頭痛?実際に行っている治療とは【体験談】

病気のこと

片頭痛は女性だけでなくて、男性も起こります。

そして年齢も関係がなくて、頭痛を訴える子どもも年々増加傾向にあります。

私の場合、片頭痛がひどくなったのは働き出してから。

つまり、もう20年以上もお付き合いをしている状態です。

初めは市販薬(イブプロフェン系)に頼っていたのですが、ある日突然いつもと違う頭痛を経験することに。

今回は片頭痛ってなんだろう?片頭痛の対処法は?といった点について、内科の先生にアドバイスされたこと、実際に治療をしている内容などをお伝えします。

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これも片頭痛の影響?視野に変化が起き始めた

私の場合、片頭痛がひどくなったのは仕事を開始してからです。

そのためいつも市販薬を持ち歩いていて、生理痛で飲む分を含めると1か月で1箱近く終わっていることもありました。

ある日の仕事の休憩中、いきなり視野が端から徐々に白くなっていきました。

あれ、いつもの片頭痛の前兆となんだか違う、と感じていると次第に視野は戻り、頭痛が始まりました。

その時これは医療機関を受診しなくてはならない、と感じたんです。

脳神経外科を受診

片頭痛じゃないかもしれない、と思ってまず脳神経外科を受診しました。

こちらではMRIをとり、脳には異常がないことが判明。正式に「片頭痛でしょう」と言われました。

この時処方してもらった薬は「ロキソニン」。しかも最低限の数のみでした。

脳神経外科の先生に言われたのは、「薬物乱用頭痛を引き起こしている可能性もある」ということです。

そのため生活自体を見直すように言われました。

いつも行く内科の先生に相談

私の家の近くには、頭痛外来というものがなく試しに内科の先生に相談をしました。

改めて事情を説明し、脳に異常はなかった、と伝えると、やはり片頭痛では、とのこと。

具体的な治療が開始された、という経緯があります。

ズキズキ痛む片頭痛は、独特な特徴がある

そもそも頭痛は、大きく分けて

緊急性がある危ない頭痛と、緊急性がない頭痛にわかれます。

緊急性がある頭痛は、頭の血管が詰まってしまったり、切れてしまったりすることが原因で起こり、緊急性がない場合はさまざまなことがきっかけで起こります。

片頭痛の場合は、緊急性がない方に入りますが、適切に治療をしないとなかなか改善していかないのが特徴でもあります。

* 片頭痛の特徴 *

* 前兆や予兆がある。
* 前兆から数分、もしくは半日後に頭痛が始まる
* 同じような痛みが繰り返し起こる
* 脈を打つようにズキンズキンと痛む。
* ひどくなると吐き気を感じ、吐いてしまうこともある。
* 薬を飲むタイミングが合わないと、薬を飲んでも効かないことがある。
この他に、
* においや音に敏感になる。
* 甘いものが食べたくなる。
* 生あくびがでる。
…といったことが起こることがあります。
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片頭痛の前兆は

片頭痛はさらに前兆があるものと、そうでないものとにわかれます。
すべての人に前兆があるのではなく、25%ほどの人が前兆を感じています。
そして、いつも前兆を感じるわけでもありません。
* 閃輝暗点…目の前にチカチカしたようなものが現れる。光の点のようなものが見える。
* 言葉がうまく話せない。(失語性言語障害)
* しびれた感じがする。(感覚異常)
* 脱力感がある

前兆があった場合、1時間ほどで頭痛が始まります。

片頭痛の予兆は

前兆と間違えやすいのが予兆です。

* イライラしたり、落ち込んだり精神的に不安定になる。
* 眠気がある。
* 甘いものが食べたくなり、空腹感がある。
* 肩や首が、請っている気がする。

‥‥など。予兆は感覚的なことが多く、人によってその感じ方は異なります。

私の場合は前兆があり、予兆もあります。前兆があるので、そのタイミングで薬を飲むと良いのですが、タイミングを間違えると薬は効きません。
そして、寝ている間にも起こるので、頭痛がひどくて起きてしまう、ということは結構あります。
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片頭痛になるきっかけとは

片頭痛は誘因となるものがあります

* 寝すぎや寝不足
* ストレスが解消された
* コンサートなどで大きな音を聞く
* 気候の変化
* 生理など女性ホルモンの影響
* チーズやチョコレートといったものを多く食べる
この中で、意識して生活をすることができるのは、寝すぎや寝不足、ストレスをためない、といったことですが、自分ではどうすることもできないことに「気候の変化」があります。
私の場合は、気圧の変化に敏感です。低気圧が来るときなどは片頭痛が起こりやすくなっています。
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ズキズキ痛む片頭痛の対処法

原因がわかっていても、頭痛が起きてしまう事も多いです。

そのため「起こりそうだな」と思った時に早めに対処することが大切になってきます。

対処法

対処法としては、片頭痛の誘因となることをしないのは、前提です。

* 片頭痛が起きてしまった時の対処法 *

* 暗くて静かな場所に横になる
* おでこに冷却シートを貼る
* こめかみのあたりを強く押す
* コーヒーなどカフェインの含まれたものを適量飲む
* 指のツボを刺激する

片頭痛は脳の血管近くにある三叉神経が刺激されて起きています。

血管が拡張して、炎症を起こしている状態であるので、おでこの冷却シートやカフェインによって、血管の収縮を促します。

そして、指には数多くのツボがあり、そのうち片頭痛に効くのは、合谷(ごうこく)片頭点(へんとうてん)です。

合谷(ごうこく)は、肩こりのツボとしても知られていますね。

親指と人差し指の骨が分かれるあたりにあります。3秒ほど気持ちいいと思えるぐらいの力で抑えてみてください。

片頭点(へんとうてん)は、薬指の第二関節部分にあります。

そこを違う手の親指と人差し指でつまむようにして刺激してみてください。

* 内科の先生に言われたこと *

* コーヒーを飲む場合は、砂糖などを入れずに飲む。
飲む場合は飲み過ぎないように注意する。
* いつも同じ時間に寝て、起きるという生活をする。
昼寝をする場合は15分以内にとどめる。

コーヒーに砂糖を入れて飲まない理由は、過剰な糖分は、頭痛を誘発する可能性があるためという説明を受けました。

片頭痛の治療法

私が行っている治療は、

予防的な治療
片頭痛が実際に起きたときの治療
となります。どちらも薬を服用しての治療となります。

予防的な治療を開始した

予防的な治療は、最低でも1か月、毎日飲み続けることが大切になってきます。
まず、「ミグシス」という薬を使用しました。
ミグシスというのは、カルシウム拮抗薬の一つで、予防薬としてよく使用される薬です。
ですが、ミグシスを服用しても片頭痛が起きやすかったので、現在は「デパケン」を服用しています。
「デパケン」は、抗てんかん薬にも使用されるバルプロ酸です。
抗てんかん薬のデパケンも予防薬として使われます。
内科の先生がおっしゃるには、
予防薬にはいくつかの種類があり、人によって効く効かないがある

…ようです。
どの予防薬が良いかは、頭痛の様子などをしっかりと伝え、内科の先生と一緒に考えていく必要があります。
なお、予防薬を服用しても、劇的に頭痛が治ることはありません
頭痛が起こる回数を減らしていく、ということが大切になっています。
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頭痛発生時の治療は?

頭痛が発生してしまった時、市販薬を使用することがありますが、片頭痛に特化した薬、というのもあります。
どの薬も、頭痛発作が起きたらすぐに飲むことが大切です。
片頭痛はトリプタン系のものが処方され、トリプタン系薬剤には5つの種類があります。
私の場合は、初めはリザトリプタンを服用していました。
でも、どうしても胸が圧迫される感じがして、途中で、スマトリプタンに変更しています。
それでも、スマトリプタンを服用すると、胸の圧迫感や、脱力感はあります。
薬剤師の方のお話だと、

* トリプタン系薬剤は、胸部症候群と呼ばれる副作用があり、胸のつかえ感、圧迫感、喉の締め付け感があるようです。

* 時間にすると10分から2時間程度続きます。

* 心臓との関係はないですが、心臓に何かしらの疾患がある場合は使用しないほうが良いです。

とのことでした。頭痛を治める方が良いので、薬を服用したら横になってみてはどうか、とアドバスを受けました。
トリプタン系薬剤も自分勝手に飲むことはやめたほうが良いです。
どのくらいの間隔で服用しているか、ということを問診の時にしっかりと伝え、薬物乱用頭痛を引き起こさないことが大切になってきます。
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頭痛ダイアリーをつけて、頭痛の特徴を知る

頭痛が頻繁に起こる場合、「頭痛ダイアリー」をつけることも大切です。

基礎体温を測るように、頭痛もいつ、どんな時に、どのくらい起きたのか、ということをつけておくと、次第に自分の頭痛はどのような時に起こるのか、ということが見えてきます。

「頭痛ダイアリー」には、いろいろな種類があるのですが、私が見やすいと感じるのは、沢井製薬のホームページからダウンロードできる、こちらのものです。沢井製薬 頭痛OnLine

私が通院している内科には置いてなかったのですが、もしかすると置いてある医院もあるかもしれません。

頭痛を把握する、ということが軽減へとつながっていくので、ぜひ1か月ほどつけてみましょう。