思春期や反抗期はいつか終わるとわかっていても、それが本当にいつまで続くのかわからないことが多いですよね。
そしてどの子供も通る道だとわかっていても、
親としてどうしても辛くなる時があります。
我が家の場合も反抗期と思春期が一気にやってきて、しかも「学校に行かない」宣言をし、
子育てに悩みに悩んだ経緯があります。
そんな時子供の中学校の担任の先生が、子供たちにおすすめしたのがこの音楽でした。
子供は聴こうともしなかったのですが、私自身聴いたら歌詞がとても響いたのです。
子育てに悩んだ時に聞いた曲。ナオト・インティライミ「Brave」
ナオト・インティライミ「Brave」は、2011年4月にシングル・リリースされています。
歌詞をじっくり聴くと、いろいろなことに悩んでいる世代に向けた、いわゆる「応援ソング」なのですが、
『いろいろなことに悩んでいる世代の親』が聴くと、
そうなんだよ、そう伝えたいんだよ、という気持ちを代弁してくれているようで、
自分自身、大丈夫、と思えるんです。
Braveの歌詞は自分の経験と重ねてしまう
親の場合、自分が経験してきたことがあるから 余計に子供にあれこれ思ってしまう部分がありますよね。
後悔させたくなくて、
ああでもない、こうでもないとつい世話を焼いてしまったり、
不要な一言を言ってしまったり。
笑顔と涙を繰り返して
街のノイズにちょっと疲れて
時々自分がどこにいるか 見失ったりもするよ
その時は少し立ち止まって 大きく息を吸い込んでみて
たいした事じゃないよって 笑えるから
take a lil step
この部分は、いわゆる2番目の歌詞で、
1番目には自分が思い描いていた未来は?
それは叶ったのか?
もし叶っていなければ、自分を信じて思い切って踏み出していこう、というような意味なのですが、
私的にはこの2番の歌詞の部分がグッときました。
笑うのって、意外と簡単そうで難しいんですよね。
本当に苦しい時、悩んでいる時、笑えって言われたって、笑えない。
私が間違っているんだ、私がいけないんだと自分自身を追い詰めてしまうんです。
でも、
深呼吸ならなんとかできる。
頑張れるかも、と少しだけ思える。
そんな歌詞ですよね。
そして そう、このことを子供にも伝えたいんだ、と思いました。
反抗期も思春期も激しいけれどいつかは…
正直、子供が反抗期や思春期を迎えると、親は大変しんどいです。
特に、男の子の場合その標的は母親であることが多く、何かにつけ「イチャモン」をつけてきます。
だけど、親としては
どんなに反抗してきても、子供は何かに対して悩んで、もがいているとわかっているから、
その悩みを少しでも軽減してあげたくて、
でも見守るしかなくて、もどかしい気持ちの方が強いです。
私自身、
どうしてウチだけなんだろうと。
私の育て方がいけなかったんだろうと。
何とかしてあげたいけれど、何もできないと。
そう強く思っていました。
けっしてまっすぐな道じゃない。どちらかと言えば本当に曲がりくねっていて、
ゴールがあるのかどうかすらわからない。
そんな状況でした。
曲がりくねった道だって ゴールにつながってるって
そう信じながら スタートすればいい
過去の涙だって 笑い飛ばせるくらい
輝く未来のために進もう
この歌詞は、自分自身を励ます部分でもあり、
子供はなんとか進んでいける、と子供を信じると自分自身に言い聞かせた部分でもあります。
いつかは、笑い飛ばせる日が来る…。
この時はなかなか信じられませんでしたが、
反抗期や思春期が終わったら笑い飛ばせる日が来ました。(弟くんは現在進行形ですが…。)
思春期の子供へ・転んだってまた立ち上がればいい…
ナオト・インティライミ「Brave」の歌詞の中には、
いつか今の自分に笑って手が振れるように、進んでいこう。
…という意味の部分があります。
人生において、転ばなくて順調に来る人は本当にわずかで、
大なり小なり悩みながら過ごしていますよね。
最終的には、「自分が自分を信じる」ということが大切で、
自意識過剰になるのは良くないけれど、慎重になることも大切だけれど、
失敗を恐れず、そして失敗してしまってもそこでめげないでほしいな、と感じます。
子育てに悩んだ時に聴く「Brave」。最後の部分は心の中に
ナオトインティライミ「Brave」は、最後の部分に次の一節が出てきます。
無理して我慢して生きてても 明日はやってくるけど笑えない
誰かと比べる必要なんてない
キミはキミのままでいいんだよ
この言葉って、内心親はみんなそう思っているのではないでしょうか。
子供が明らかに傷ついている時、
あなたはあなたでいいじゃん、と思い接していると思います。
実際、弟くんが重大な決断をしてその決断に後悔して思い悩んでいる時、
「君は君のままでいいんだよ。きっと間違っていないよ」と、つい口にしそうになったことがあります。
ですが、
人生自分の思い通りにいくことはほぼありません。
無理して我慢して生きていかなくちゃいけない時もある。
確かにその時は笑うことはできなくても、踏ん張って頑張らなくちゃいけない時もあり、その先に何かが見えることもある。
だから、
この最後の部分は『親が心に留めておく』部分なのかな、と感じました。
あえて子供に伝える必要はないのかな、と。
親がそう思って子供と接しているだけでも違うのかな、と思いました。
私はこの歌詞に響いた。あなたは…?
私の場合、音楽を聴きながら車で通勤しているので、気に入った曲は何度もリピートしてしまいますし、車の中でも歌ったり泣いたりしていることがあります。
辛い時聴きすぎてしまって、その曲を改めて聞くと、
その時の思いがよみがえってしまい逆に、トラウマというか、切ない気持ちになってしまうこともあります(;^ω^)
音楽って自分を元気にしたり、励ましたりすることができるものですよね!
あなたは、どの曲に影響を受けましたか?