熱が出ると活躍するのが冷却ジェルシートですね。気軽にペタッと貼れるので、風邪だけでなく熱中症などの時も活躍することが多いです。
冷却ジェルシートを貼る場所はおでこが多いですが、効率よく熱を下げるにはどこに貼ると良いのでしょうか。6つの会社の冷却ジェルシートの仕組みと特徴、効率よく熱を下げる方法をお伝えします。
冷却ジェルシートでは、熱を下げることはできない
市販されている冷却ジェルシートの絵を見るとおでこにピタッと貼っているものが多いですよね。
ですが、冷却ジェルシート自体に、薬のような熱を下げる成分は含まれていません。つまり、冷却ジェルシートを貼っても熱を下げることはできないんです。
冷却ジェルシートを貼って冷たく感じるのは、冷却ジェルの中の水分が蒸発する際の気化熱を利用していて、あくまで貼っている皮膚の部分のみが冷たくなっています。
ですので、冷却ジェルシートをおでこに貼ったから大丈夫!と過信するのは危険です。
熱を下げるのに大切なのは、おでこではない
熱を下げたいと感じたとき、まずおでこに冷却ジェルシートを貼りますよね。ですが、おでこを冷やしても熱を下げることはできにくいのです。
熱を下げる部分
・ わきの下
・ 足の付け根、股関節のあたり
この3つの部分には太い血管が通っています。
首すじ
首すじには、「頸動脈(けいどうみゃく)」がはしっています。頸動脈は顔や脳に血液を送っており、血液の量も多い太い血管です。
喉の左右にあるので首の後ろではなく、耳の後ろから首すじにかけて冷やすと効果が得やすいです。
わきの下
わきの下は、「腋窩動脈(えきかどうみゃく)」があります。体温計をわきの下で測る部分にあって、ここにも大切な動脈が流れています。
わきの下は冷やすのが難しい部分でもあるので、そのような時は、腕の内側の柔らかい部分(二の腕)を冷やすようにしましょう。
足の付け根、股関節のあたり
足の付け根には「そけい動脈」があります。足に血液が流れていく血管で、太ももの前の部分にあります。
足の付け根のあたりもまた、寝ているときは良いですが、トイレに行くときなどはがれてしまうこともあります。
首やわきの下を冷やしてみて、足りないかな、と感じたら足の付け根を冷やしてみましょう。
冷却ジェルシートおすすめ6選
* 立つなど、動いても落ちにくい
* 発熱だけでなく、暑い時などいろいろな面で使える
* 大人用と子供用ではメントールの量が違う
* 首筋、わきの下、内股など皮膚温の高いところに貼ることができる
* 弱酸性
* 動作が激しい子どもでもはがれにくい
* 発熱だけでなく、暑い時などいろいろな面で使える
* 子どもが好きなアンパンマンの柄が書いてある
* 弱酸性
「お熱とろーね」の注意として、わきなど敏感な部位には使用しないと書かれてあります。弱酸性ではありますが、おでこ専用と考えておいた方がよさそうです。
* ピタッとつき粘着力が比較的強い
* 大人用、こども用、ベビー用がある
* 発熱だけでなく、暑い時などいろいろな面で使える
* 大人用、子供用には6種類の植物成分(ハーブ香料)が配合されている
* ベビー用は無着色で無香料
* 弱酸性
* 大人用、こども用、赤ちゃん用がある
* 発熱だけでなく、暑い時などいろいろな面で使える
* 大人用と子供用はほんのり香りがする
* 赤ちゃん用は無着色で無香料で、8時間冷却が持続する
* 赤ちゃん用は誤食を防ぐために、苦み成分が含まれている
* 弱酸性
冷却ジェルシートの中で、最も長い10時間冷却が可能で、赤ちゃん用には苦み成分が含まれているという配慮もされているのが特徴的ですね。
「ひえひえ天国」も、大人用と子供用があります。
* 大人用、こども用がある
* メントールが配合されているので爽快感がある
* 子供用は無着色
* 発熱だけでなく、暑い時や二日酔いなどいろいろな面で使える
* 適当な大きさにカットして使える
* 弱酸性
「冷やし増す」は、香りのラインナップが多いのが特徴です。
* 大人用、子供用がある
* 大人用も子供用も、無香料タイプ、ミントの香り、桃の香りの3種類がある
* 適当な大きさにカットして使える
* 原産国は日本
冷却ジェルシートでも貼ってはいけない場所もある
様々な企業から販売されている冷却ジェルシートですが、それぞれ特徴があり、貼ってはいけないとされている場所もあります。
主に、皮膚が弱いところ、傷や炎症があるところは貼らないようにするのが大切。
購入するときはそういった点も考えて用途に合わせて購入するようにしましょう。